ソーシャルメディアマーケティングセミナーに参加しての備忘録
Degital Carage Groupが主催している『ソーシャルメディアマーケティングセミナー』たるものに参加してきました。 たくさん学びがあったので、備忘録として書かせていただきます。
Overview
デジタルカレッジという会社は、Webマーケティング業界では有名みたく(全然知りませんでいたが)、上場もされている会社です。登壇者の方が3名いらっしゃいましたが、主催会社関連の方で、会社の勉強会的な要素が強かったように思います。
ソーシャルメディアと言っても、内容としては、主に「LINE」と「アプリ」におけるマーケティングの話が多かったです。実際の事例と共に話されていたので、参考にさせていただく部分が多かったです。(ただ、でっかい会社の事例が多かったので、個人がどこまで活かせるのかっていうのは未知数です。)
Memo
最新!この冬変わる LINE アカウントについて(仮)
- LINEはMAU(Monthly Active Users) 7,800万人、毎日6,000万人、以外に35歳以上が60%、圧倒的なリーチ力が武器、LINE公式アカウントは383社が導入。
- 未承認アカウント、承認済みアカウント、プレミアムアカウントの3つ(プレミアは認定基準を開示していない)。
- 公式アカウントでは、タイムライン投稿が無制限になる。
- タイムラインの共有機能も付与
- チャット機能(1対1の対応が可能(トークルーム))。ONE to ONEマーケティングの強化。
- 自動応答機能(キーワードを1000件登録できる!?)。
- リッチメッセージ(チラシ的な?Webサイトへの誘導)、リッチビデオメッセージ(自動再生)、リッチメニュー(テンプレを選べる)
- セグメントメッセージ(性別、年代、居住地、OS、利用期間)。
- 実績レポート(メッセージ、友達数、タイムライン)の実装。
- 料金詳細(無料、5,000円、15,000円)→(無料メッセージ数の違い、定数オーバー時、課金制)
- 事例紹介(- イオン クーポン効果はチラシの約6倍、メッセージの開封率が25%、クーポンと使用と並行した買い物による売上アップ)。
- 他のSNS(Twitter、Facebook)に比べて情報の拡散方法は弱い。(タイムライン投稿の共有)
- ブロック率を下げるためには、一斉送信だけではなく、セグメント配信・パーソナライズされた1対1のトーク。
- 今後、セグメントとして、「興味・関心」や「市区町村単位」も検討中。
LINE版RTキャンペーンからマストバイまで。ソーシャルメディアキャンペーンの今。
- DL、個人情報入力・登録を初めての人に促すのは大変。LINEはキャンペーンの参加ハードルは低い。
・Youtube、LINE 75% (実際利用50%)
・Instagram、Twitter 25% (実際利用10%強) - 一般のキャンペーンに比べて、コストがかからない(ハガキ、ポスト投函の時間等、事務局がいらない)。
- キャンペーンサイトの用意がいらない。
- ONE TO ONEのコミュニケーション(誰だってあなただけと言われたい)。
- すでにインストールされている、プッシュ通知ができる(開封率が高い)。
- LINEキャンペーン事例(ニューバランス・名古屋ウィメンズマラソン)
マラソンの先行エントリーをLINEで実施(必ず当たるわけではない)
マストバイキャンペーン(12,000円以上)
↓
・プッシュ通知で高開封率、OCR文字解析で、スピディーな対応ができた、メールアドレス不要(高齢者の応募も多かった) - お友達誘って応募口コミキャンペーン ↓
口コミ先がリア友(Twitterとの違い、質が高い)、何度でも応募可能、キャンペーで3,800名ぐらいの集客(ブロック率も低い)
事例から分かる!使われるアプリのコツ教えます!
- 株式会社アイリッジはpopinfoというシステムを色々なアプリに組み込んでいる。
- アプリはファン化促進ツール(アプリを主軸としたPDCA、自社メディアの一部(オウンドメディア)、LINE登録からの自社アプリへの誘導、LINE beacon)。
- 位置情報も取得できる(それと連携してコミュニケーションも取れる、来店分析、住宅ローンのお知らせなど・・・)。
- プッシュ通知の重要性(誕生日、週次、月次など)
- リアルに勝る体験はない(今の所)
- 運用障壁4大あるある(他部署は非協力、店舗統括社が非協力、店舗スタッフが非協力、開発ベンダー)
↓
初めから全部巻き込む - 成功のためには、①使いたくなるコンテンツ、②リアルな接点、③効果を計測できる仕組み、④PDCAの高速化など
Summary
ソーシャルメディアとありますが、基本的にはLINEのお話がメインでした。
事例なども、小さな企業や個人商店というわけでなく、大きな企業のものが多かったです。
ただ、大きな企業の専売特許というわけではなく、使いようによってはもちろん今後LINEというツールが一番のマーケティングツールになり得るかと感じました。
1つのキーワードとして、僕が感じたのは「One to One Marketing」。
上のメモにもありますが、「誰だってあなただけと言われたい」、1対多のコミュニケーションよりも、1対1。
1対1のコミュニケーションは、より相手に細かくサービスが提供でき、相手との距離を縮めるのに非常に有効です。
簡単かつ利用率が高いという点では、LINEがSNSの中でも圧倒しています。
LINEが今後、マーケティングツールとして機能する面は増えていくはずです。
(もちろん、現状で使いにくい部分があったり、情報の拡散には向いていない側面があります。)
個人的には、より細かな「セグメント機能」の実装に注目しております。
私は大阪でホームページ制作事業をしています。
もし、ご興味ありましたら、下記のリンクからお問い合わせください。